Hotball通信

レジといいます。ウイイレのTP(=Team Play)クラブ「AS Vecchio(エー・エス・ヴェッキオ)」に所属しています。このページは、2020年8月より個人のTP活動と共に、ASVの活動中心にTPに関する記事をアップしていきます。記事の閲覧はページ右の「カテゴリー」、もしくは「最新記事」から探して頂くと見つけやすいと思います。拙い記事ですが、記者目線という妄想的・独善的な設定でTP活動をリポートして行きます。

eSーLEAGUE 7th 第7節 ASV × FC ユニコーン

 

 

 

【彼らは彼らで】

第6節終了時首位を走るFC ユニコーン

6試合で5勝1敗。18得点3失点と爆発的な攻撃力を誇るこのチームにまだ手探りのASVがどう戦うのか。

 

ASVラジオで代表のさか氏が語っていたように、「ゆっくりと形を成して行っている」「形になった時の自分たちに期待できる」、今はまだその道の途中。

ASVというチームは、システムを変えたり新しい取り組みをするとき、それほど決めごとが多くない。いろいろ試しながら、少しずつ決めごとを増やしていく。それは決まりごとで縛ることで「個人の自主性や良さを消したくない」という思いからである。それが良いのか悪いのかはわからない。その分だけ彼らは少し遠回りをしているようにも感じる。

ただ、その道は彼らなりのモノで、彼ららしいモノでもある。他のチームやプレーヤーは効率よく作り上げていくのかもしれない。だが、ASVは誰もがレギュラー。もちろん替えの利かないプレーヤーはいる。以前にも書いたように、週2回の練習のうち1度でも参加すれば、その週に行われるリーグ戦に出場することが出来る。つまり多くのメンバーが入れ替わりながら、その時その時チームの形が変わりながら彼らはリーグ戦を、対抗戦を戦っている。

それがASVだ。

 

 

スカッド
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H:ASVバイエルン)3-6-1

A:FC ユニコーンバイエルン)4-1-3-2
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【本当のこの試合の価値】

ASVキックオフで始まったこの試合、キックオフ直後の攻撃ではパスミスが続いたが大事には至らなかった。それどころか2回の攻撃でしっかりゴールまで迫ることができ、相手へ「こいつらはやるぞ。気を付けろ」という警戒を抱かせたはずだ。

だが、ユニコーンのサイド攻撃に対し、サイドへ吸い寄せられてしまい、中央や逆サイドでフリーの選手を作り出してしまっていた。

18分までにCKとロングボールの処理に対してCB同士が交錯し、その場で2人とも倒れ込んでしまうアクシデントが発生!!もちろん、そのチャンスを見逃すことはなく、手堅く決めてくるユニコーンは労せず2点を先取。一方、出だしで良いプレーを見せ攻撃陣に期待したいASVだったが、アンラッキーな形で2点を失い、当然平静ではいられるはずがない。

 

 ASVは守備時に1か所に吸い寄せられ、固まってしまう傾向が見られた。ユニコーンはサイドに広がった布陣でありながら、時に5人の距離感は極めて近い。

人数をかけて、尚且つ近い距離で質の高いランニングでポジションを取り、チャンスを作っていくユニコーンの攻撃。

たらればになるが、序盤の交錯による2失点を除けば、1点差勝負になっていたかもしれない。

尚、私は前半3失点すべてに絡んでしまったが、ここから記憶がない。

 

52分、ASVが1点を返す。

左サイドのハーフウェイライン手前で得たスローイン。サイドとトップが互いに良い動きでマークを外した。この動きがあったからこそスローインからのボールが繋がっていく。DFのマークを外しCFのソータが下りてきて楔となり、サイドの南ちゃんがフリーで前を向いてボールを受けることができた。目の前のDFは1人だけ、中央、逆サイドへと走り込むASVの選手。ユニコーンの選手は完全に後を追う形になった。ダイレクトで中央→逆サイドへと繋ぎ、のーのが冷静にゴールに流し込んだ。

 

ゴールこそないが、ここから互いの良さを出して攻め合う時間が流れる。守備ではカバーリングと守護神うめしゅのセーブで難を逃れた。

一方、攻撃ではラストパスが通れば…というシーンが何回かあった。75分のシーンもGKのフィードから1度は相手にボールが渡るも相手陣内でこぼれ球を拾い、シュートまで持ち込むことに成功している。これは相手陣内での判断の精度、ラストパスの精度、そしてこぼれ球を拾う回収率、これが大きいのかもしれない。縦に速い攻めと感じるときでもしっかりとパスを繋ぎ、その分味方の上がりを待つ時間が作れている。前日からの改善が見られる部分だ。

 

だが82分には、再びこぼれ球をPA内ゴールまで拾われてしまい失点。

さらにロスタイム、サイドからの折り返しをASVのDFが触るもPA内に走り込む選手に渡ってしまう。そのままシュートかと思えばシュートキャンセルで横パス。ゴール目の前でフリーの選手が流し込む技ありのゴールで、この試合5点目が入る。

 

終わってみれば首位のチームに5失点と大敗をしてしまった。

相手から見れば、楽な試合だったかもしれない。

だが後半は特に互いの良さが出た攻防だった。もちろんこぼれ球を拾うスキルも上手さだが、この試合では交錯、こぼれ球で3点が入っている。

勝負に「たられば」はないが、実質完全に崩されたのは2点だけ。アクシデントを生み出したのは間違いなくASVの選手であり弱さであるが、まったく歯が立たなかったと言い切るには何分余地がある気もする。

それがただの甘えなのか、冷静な見方なのかは、この後の試合、そして次週に控える上位チームとの2連戦でわかることになるだろう。