Hotball通信

レジといいます。ウイイレのTP(=Team Play)クラブ「AS Vecchio(エー・エス・ヴェッキオ)」に所属しています。このページは、2020年8月より個人のTP活動と共に、ASVの活動中心にTPに関する記事をアップしていきます。記事の閲覧はページ右の「カテゴリー」、もしくは「最新記事」から探して頂くと見つけやすいと思います。拙い記事ですが、記者目線という妄想的・独善的な設定でTP活動をリポートして行きます。

eSーLEAGUE 7th 第8節 ASV × WE310

  

 

スカッド
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H:ASV(バイエルン)3ー6ー1

A:WE310(バイエルン)3ー4ー1ー2
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【進化】

出場が微妙と言われていたCBのタナッカムは無事出場。

ASVラジオ内で「間に合わないかもしれない」いうコメントには、代表のさかも「斬新」と驚きを隠せなかった。

アップができなかったタナッカムだが、序盤精力的に対峙した相手からボールを奪い、攻撃ではのーのに縦の突破を促すパスを配給するなど、不安を感じさせないプレーを披露。

やはり鍛えられたメンタルが違うのか?

 

先の試合で勝ち点を取れなかったASV、是非ともこの試合では勝ち点3が欲しい。そのためにも先制点を奪いたいものだが、互いにボールの奪い合いが続く。

WE310の縦へのサイド突破にCBが外へ出てこれず、深いところまで侵入を許しシュートを浴びるシーンも…。

 

23分、待ちに待った先制点は非常にシンプルなプレーから。

ASVゴールキックをCFソータが裏に反らすとWBのシュガーレスが拾い、そのまま持ち込んでゴール!!

 

非常にシンプルなシーンだが、このシーンには2つの特徴がある。

1つ目は、ソータのポストプレー。実は試合開始から度々後ろから放り込まれるロングパスに対し、WE310の対応は悪かった。CFでなくてもOMFであってもこのロングパスに頭で競り勝つことができていた。つまり、彼らのウィークポイントを上手く突けていた、さらには反らしたのが競り合いに強いレヴァンドフスキだったということだ。

 2つ目に、ASVのWBがCFを追い越して裏へ抜けていたことだ。この得点シーンに至るまでにも、何度もOMFの裏抜けはあった。だが、前日までのASVのプレーではCFを追い越すプレーはあまり見られなかった。試合前のアップと第7節でASVはまた変化している。そしてこのシーンの良い所は裏を狙う動きができたこと。OMFやWBが前に出ることでDFラインを押し下げたり崩すことができる。さらには、CFのソータが1列下がることにより、前を向いてプレーできることだ。決定力や味方を活かすパサーとして期待できる彼が前を向けるなら、攻撃はもっと活性化するかもしれない。さらにはMFがCFを追い越し前に出れば、「偽2トップ」「偽3トップ」を形成し、試合中にフォーメーションを自分たちの意図で変えることすらできるのだ。

相手の弱いところを突き、自分たちのプレーの進化も促す、そういうプレーだった。

 

しかし42分、同点に追いつかれてしまう。

相手GKのフィードキックを弾くが、こぼれ球が相手に渡ってしまう。ショートカウンターを食らう形になり、中央→左→中央→右へとパスが渡った。中央から左ではこぼれ球を拾った選手がボールホルダーを追い越してパスを受けるランニング。さらにもらった選手はキックフェイントを入れて中へ折り返す。相手に寄せられながらも失わない中央のプレーヤーはCBとCBの間を通すスルーパスを供給。右にいたプレーヤーもそれに呼応し裏へ抜けフリーでボールを受ける。1人1人の動きや判断の良さとチームとして連動した素晴らしい得点シーンだった。

 

 

 

【執念】

同点になってからも激しいボールの奪い合いは続く。取っては奪われ、激しく2人で挟み込んだり、球際での体のぶつかり合いも増えていった。

「どうやって得点が入るのか」その図は見えなかったが、64分遂に訪れる。

 

右サイドからファーサイドへと上げたクロスは外へと流れてしまう。相手DFがボールに追いつき縦にパスを入れるが、予めコースを切っていたシュガーレスがこれをカット。

近くいたOMFchamへ出すかと思われたが、一瞬タメた後にスルーパスを出す。タメを作ったのはchamが守備の為にゴールに背を向けて走っていたからだ。このタメによりchamはゴールへと向きを変えて走ることができ、中央へ待つCFソータへとパスを送りゴールネットを揺らした。

 

WE310はリーグ開幕後、フォーメーションを4バックから3バックへと変更している。この試合を見る限り、それは我々にとって脅威だったと感じている。センスの高い攻撃陣を活かし、試合中何度も見せたボール奪取の応酬は激しさや勝利への熱を感じさせた。

もしASVが昨日のような調子だったならば…そう考えると安堵で胸を撫で下ろしてしまう。

何とか競り勝ったが、まだもう一度戦うことになる。その時は相手もこれ以上に強くなっているだろう。我々も次は安定感のある勝利が得られるように、もっともっと向上していかなくてはならない。そのために向上に必要な要素を明確にし、1つずつクリアしていくしかない。次の練習で今日と同じ、それ以上のプレーが見られると思うと楽しみだ。