eS-LEAGUE 8th 第3節
【代表の苦悩】
今週はPES FRIENDとの第3節の1試合のみ。試合に先立ち第13回となるASVラジオで代表のさか氏はメンバー選考に苦慮したことを明かした。
「うちのチームでは試合が開催される週の練習に出られれば、試合に出場できるというルールがある。それは大切な時間を使ってTPに参加していることに対して応えたい私の姿勢であり、チーム全員で戦っているということやチームの勝敗に関与することで個々の責任感を育てたいという思いがあります。ただ今週のように1試合のみの開催になるとメンバーを選ばなくてはならなくて…」
だからこそ試合に出場するメンバーは、「試合に出られる喜び」と「試合に出られなかったメンバーの思い」をしっかりと背負ってプレーをして欲しい。
【スカッド】
H:ASV(4-1-3-2)
A:PES FRIEND(3-2-3-2)
使用チーム:アトレティコ・マドリー
【前半は1点の攻防に】
ASVキックオフで試合開始を迎えるが、立ち上がりは少しミスもあり不安を感じさせる場面も見られた。徐々にギアが上がり始めると、相手ゴールまで「あと少し」という場面が増えてくる。
28分、度重なる攻撃がチャンスが実を結んだ。左サイドでワイドに開いた南ちゃん(LMF)からのクロスをのーの(CF)が足で合わせてネットを揺らした。前日の対抗戦で味方から「クロスボールを頭でなく、足で合わせるためにはどう操作したら良いのか?」と尋ねられていたシーンを思い起こさせた先制ゴールだった。
この後失点することなく、前半を1-0とリードして折り返す。
【後半序盤でゴールラッシュ!!】
後半開始後も度々攻めたてるASVだが、62分に待望の追加点。CKのボールは高い弾道でGKの元へと向かうが、ここでGKとDF、さらには競り合ったASV選手が交錯。そのこぼれ球をセットプレーで上がっていたもぎもぎ(CB)が押し込んだ。
ここで決められずにPES FRIENDに追いつかれることを考えたら、ここで追加点を奪えたのは大きい。
そしてこの得点が思わぬツキを呼び込む。直後のキックオフで相手CFからCBへとボールが送られるが、CBはMFへのパスをミス。ボールをカットしたふっちゃん(OMF)は走り出しているのーのへパスを送る。のーのは最初に体を寄せてきたDFをブロックして弾くと、次にチェックに来たDFを引きつけて切り返しで鮮やかに抜き去った。難なくゴールネットを揺らし、リードを3点とした。
【怪しくなる雲行き】
3点のリードと盤石の展開だが、PES FRIENDの逆襲が始まる。77分、PAに侵入されシュート打たれるが、守護神うめしゅがセーブ。弾いたボールがバイタルエリアまで跳ね返ると、シューキャンからのミドルシュートを打たれ1点返される。
さらに83分にも自陣深く攻め込まれ左サイドにクリア。クリアボールをASVは拾うが、無理な体勢で送られたパスは相手に奪われショートカウンターから失点。点差が1に縮まり、先の読めない展開になった。
【流れを呼び戻せ!!】
「このまま流れに飲まれるわけには行かない」
左サイドより南ちゃんがクロスボールを放つと、ファーでソータ(RMF)が頭で合わせた。相手のゴールからわずか3分で追加点を挙げ、ASVはリードを2点に広げた。
極めつけはロスタイム3分、ハーウェイライン右端でボールを持ったのーのがGKの位置を見てシュートを放つが、これは大きく逸れてしまう。GKはゴールマウスから離れボールを受け味方にパスを送るが、まさかの敵であるカモラネージ(CF)にパス。カモラネージは無人のゴールへ丁寧にシュートを放ちゴールを挙げた。
試合はこのままタイムアップし、5-2で乱打戦を快勝した。
【試合結果】
代表が苦悩して送り出した11人は見事に期待に応え、ASVは第3節を終えて3試合で勝ち点を合計で7とした。先制点を決め、相手に流れを譲らなかったこと。その後リードを広げながらも1点差に迫られるピンチ。その窮地から救ったのはこの日2アシストの南ちゃんであり、昨シーズンまでFWとしてプレーしたソータだった。今シーズン、エースストライカーとしてプレーするのーのも2ゴールを挙げ、この1週間得点が取れないと悩んでいたカモラネージにも待望のゴールが生まれた。ふっちゃんも司令塔としてアシストを記録、アンカーのポテは攻守に顔を出しバランスを取った。CBにはもぎもぎが復帰し、この日もDF陣は粘り強く守り失点を2点で抑えた。