Hotball通信

レジといいます。ウイイレのTP(=Team Play)クラブ「AS Vecchio(エー・エス・ヴェッキオ)」に所属しています。このページは、2020年8月より個人のTP活動と共に、ASVの活動中心にTPに関する記事をアップしていきます。記事の閲覧はページ右の「カテゴリー」、もしくは「最新記事」から探して頂くと見つけやすいと思います。拙い記事ですが、記者目線という妄想的・独善的な設定でTP活動をリポートして行きます。

eS-LEAGUE 7th 第9節 MMB × ASV

 

【成果に期待】

第7節ユニコーン戦は1-5で大敗。第8節WE310戦は2-1で辛くも勝利した。

贔屓目に見れば、第7節開始1時間前に新しい動き方が提案され、しっかりと検討や評価が行えないまま試合を迎えた。そういう状況での2戦、さすがに上位のユニコーンには打ち砕かれたが、勝ちたい相手には勝ち切ることができた。

もし、ASVが前日の対抗戦のように守備に押し込まれる時間の多いプレーをしていたのであれば、第8節も落としていたかもしれない。

 

それから1週間で8つの試合をプレーすることができた。約束事の確認だけにとどまらず、前線とDFラインの間隔、プレスの強さの選択基準など、その他の点にも目を向け改善を促すことができた。それもこれもすべては今週の2戦と次週に控える2戦、この4つのカードで少しでも多く勝ち点を取るためだ。

自分達がやりたいサッカーをするために、自分たちの良さを出すために、新しく採用した3-6-1のフォーメーションの熟成させるために、そこに向けて時間やエネルギーが注ぎ込まれていく。

その成果を見る時が来た。

まずは4つの戦いのうちの1つ目だ。

 

 

 

スカッド
f:id:regi-sb:20201102211300j:image

注目は、これまでDMFやCBの起用が多かったchamのOMFでの起用。そして左CB ばかりの起用だったケンタロウの右CBでの起用。

堅実なプレーとチャンスメイクにも長けるchamが前線でプレーをすれば、アタッカー陣に大きなチャンスをもたらせるかもしれない。

そしてサイドが逆になるケンタロウは、いつもと違うサイドでのプレーに戸惑わないか。さか代表の「CBとしての順応を感じる」彼に期待だ。

 

 H:MMB(バイエルン)4-1-3-2

A:ASVバイエルン)3-6-1
f:id:regi-sb:20201102211416j:image

 

 

【前進を実感】

上位であるMMBのホームに乗り込んでの対戦。

彼らが今シーズンここまで上位に位置してきたのは事実で、それだけの結果を出してきたからだ。もちろん、いつどのチームと対戦するか、そのタイミングや運のようなものはある。だが、彼らはこの8試合で多くの勝ち点を手にしてきた実力者であり、そのやり方は評価に値するものだろう。

そして今週はASV分析班からの情報もなく、試合に臨んで彼らのチームを知るところから始めなければならない。そんなことが頭を過りながら、画面上ではキックオフを迎えていた。

 

8分、MMBのボールをサイドで奪取したASVは、すぐさまショートカウンターに転じる。これはDFにピッチの外へクリアされてしまうが、驚くべきはCFのソータがバイタルエリアでボールをキープした後、すぐさまPAに4人の攻撃陣が流れ込んできたことだ。

ショートカウンターだからこそ」というのはあるが、アタッキングサードで5人がゴールに向かってプレーをするという様は、これまでにはあまりお目にかかれなかった光景だ。これを見ても先週に比べてプレーが良くなっていることが分かる。

直後のプレーを見ても攻撃に参加する枚数は多く、「3バックは攻撃的なのか、守備的なのか?」と問われれば、この時点でのプレーを見る限り「攻撃的だ」と答えることができるだろう。

 

しかし、このあとASVはこの勢いを活かすことができずに、徐々にMMBのシュートを浴びるようになる。

27分にはGKうめしゅのフィードキックを拾われると、サイドの縦への突破を許してしまう。サイドから中央へボールは送られ、ボールホルダーを追い越してPA内に走り込む選手に絶妙のパスを通される。だが、ここはシュートが枠外に飛んだことで難を逃れた。

ラストパスが出される際、MMBの攻撃陣が5人に対し、ASVの守備はCBの3人だけであった。しかもボールホルダーがフリーなだけに、誰かが寄せなければならない。そうして最終ラインを守る人数はさらに減り、バランスは崩されてしまっていた。

 

その後もボールを奪われ、ロングパスでDFラインの裏を取られ1対1の状況を作られた。ボール奪取後は縦に長いロングパスを送り、何とか体を張って繋いでいくMMBは33分に遂にネットを揺らした。

これは必然のゴールで、27分以降いつ彼らがゴールを決めてもおかしくない状況だったし、残念ながらこの時点までASVはMMBの攻撃に対して十分な対応ができなかった。

 

さらにサイドの攻撃を強めるMMBに対し、ASVもカウンターで応酬。しかし、DFに突っ込み取られる。「マズいプレー」での奪われ方で攻撃が途切れてしまう。

「前半のうちに追いついておければ…」、そう思いながら試合を見ていると、その「マズいプレー」がゴールを呼び込む。

44分、GKうめしゅのフィードキックを起点に、CFソータが頭で前へ逸らし、味方がそこへ走り込む。相手に奪われるが、走り込んですぐに奪い返す。さらに奪われても、さらに突っ込み奪い返す。

気が付けばボール付近にASVの選手が4人も群がる「団子状態」ができている。言うなれば、「超」が付く中央突破だ。転がるボールに4人が走り込めばボールはどんどん前に転がり、最後はGKと1対1にまで押し込むことに成功した。

このゴールでASVは同点に追いつき、後半に向けてよい追い風になる終わり方で前半を終えることができた。

 

 

【泥臭くても…】

前半を1-1で折り返せたのは良かった。

だが、後半になってもMMBへ流れは傾いたままだった。

48分、パスを繋がれ左サイドを縦に突破されてしまう。深い位置まで持ち込まれると、中でフリーで待つ選手へグラウンダーのパスが送られた。万事休すかと思われたが、OMFのchamがここまで戻り足を出してブロック。こぼれ球に体を張ってクリアするASV

直後も右サイドを縦に突破されCKへ逃れる。そのCKから頭で合わせられるがバーに助けられ、こぼれ球は体を張ってボールをピッチの外へ弾き出した。

MMBの縦へのサイド突破、そして波状攻撃に耐えクリアするシーンが増えてきたが、ようやく訪れたパスの繋がる攻撃が逆転弾を呼び込む。

 

自陣からのクリアボールを左サイドで拾うと、右サイドへ大きくサイドチェンジ。ボールを受けたRMFのーのが相手を抜き去り中パスを送る。これは相手にカットされてしまうが、ここでDF同士が交錯し、ボールがゴールへと流れていく。DF、GK、CFが絡み合うとボールはゴールラインを割ってしまった。

公式発表はオウンゴール。とはいえ、ラッキーな形で逆転に成功した。

 

70分、MMBが再び波状攻撃を展開。サイドハーフからCFへのパスが送られシュートを打たれ、凌いでもボールを奪われてさらにショートカウンターで裏へ抜け出される。

何度も危ないシーンを迎えるが、文字通りASVは体を張って凌いでいく。

 

76分にMMBのCK。

ジューレがニアで合わせて同点。

これで2-2になった。

 

92分、ASVの攻撃。

MMBのPA内で笛が鳴りPK獲得かと思われたが、これはASVのファウルの判定。劇的な幕切れとはならなかった。

 

 

今シーズン、4-1-2-3とともに多く見る4-1-3-2のフォーメーション。

たとえ同じフォーメーションを採用しても、攻め方は異なっているのが面白い。

ASVは負けてもおかしくはなかったが何度も窮地を凌ぎ、少ないチャンスで得点を得られたのは好材料

だが、後半戦にもう一度彼らと戦う時がやってくる。その時こそ勝ち点3を得られる試合を見せてもらいたい。

ますは上位チームに勝ち点1を取れたことを喜びたい。