Hotball通信

レジといいます。ウイイレのTP(=Team Play)クラブ「AS Vecchio(エー・エス・ヴェッキオ)」に所属しています。このページは、2020年8月より個人のTP活動と共に、ASVの活動中心にTPに関する記事をアップしていきます。記事の閲覧はページ右の「カテゴリー」、もしくは「最新記事」から探して頂くと見つけやすいと思います。拙い記事ですが、記者目線という妄想的・独善的な設定でTP活動をリポートして行きます。

eSーLEAGUE 7th 第6節 ASV × Tier1

 

 

第5節を快勝したASVが、ホームにTier1を迎えての第6節。

現在ASVより少し上の順位に位置するTier1だが、ここはしっかり離されずに食らいついて行きたい。

 

H:ASV(3ー6ー1)

A:Tier1(4ー1ー3ー2)f:id:regi-sb:20201019213524j:image

 

どんな試合になるのか、期待と不安が入り交じりながらキックオフを眺めた。

先ほどとは相手のスタイルもフォーメーションも違う。それに対応できるだろうか。

 

試合開始と同時に前節に比べワンタッチ、ツータッチを増やし、パス交換のスピードが明らかに上がっている。

相手のチェックも速く、当たりが強くなっている。

ボールの行き来が激しい中、前線と最終ラインをコンパクトにする強気さは頼もしい。

 

8分、ASVショートカウンターが発動し、見事に先制。

中央で待つソータから右サイドを内へと切れこむのーのへ。

のーのはキックフェイントからのミドルシュートをゴールに突き刺した。

ソータが受けてから2秒のタメを作ったことで、のーのはベストポジションでボールを受けることができた。

そしてのーののシュートは、彼を誉めるしかない。

ベスト・オブ・ベストだ。

 

 

幸先よく先制できたASV、追いつかれてしまう。

だが、どうだろう。

それほど悪いミスもなく、どちらかと言えば「よく通せた」と思うようなパスがPA内のレヴァンドフスキに渡った。

こうなると前作からフィジカルを活かしたプレーヤーに分があり、まさにこの仕様ならではの得点シーンだ。

実際のサッカーでは、こんなに鮮やかに前を向くことはできないだろう。

 

 そして同点にされて間もなく相手に追加点が入ってしまう。最後にPA内でパスを受けシュートを打つシーンは不運というしかない。

だがそこに至るまでサイドで一旦速度を落としマークを振り切ったり、CFながらサイドに開き中に入れるパスの質は確かなものがあった。

そして不運として済ませられないのが、この失点の後も何度も同じようにサイドから裏抜けする選手に合わせるような鋭い弾道のフライパスが放り込まれている点だ。

 

さらに後半の開始早々にこれもアンラッキーと言えるようなゴールを決められてしまった。

サイドからのロングスローに対し、明らかにPA内での人数は勝っていた。

だが待ち受けるDFを通り越してファーへとボールは流れ、相手にボールが渡ってしまった。

 

3-1と2点のリードを許したが、直後には惜しいシーンが2度もあった。

相手も同じように4点目が入るチャンスもあった。

お互い決めきれず、やがてボールがゴールからゴールへ動くようになった。

誰かが言う、「まるで運動会だ」と。

試合の終盤で追いかける側とすれば仕方のない部分もある。

 

このまま試合は終わってしまうのだが、互いに拮抗したレベルのチームであり、「どちらにも勝機のある」そんな内容の試合だったと思う。

何が試合を決めたのか。

 一言で言えば、決定力だと思う。

正直、ASVの攻撃は7th開幕から最も持ち味を感じさせるものであった。

前線と最終ラインの間もコンパクトに保たれ、後方へ下げて手数がかかったとしてもパス交換の速さがそれを全く気にさせなかった。

 

試合内容としては、負けるようなものではなかった。

失点シーンや仕様にまつわるプレーに関してはシビアになるべきところでもある。

だから得点を増やすための攻撃をさらに高めていく必要がある。

それもこの試合のプレーや判断の速度を常としての話である。

負けてはしまったが、私にはASVにとって貴重な試合だったのではないかと思う。

夏から新システムを導入し、新しいメンバーを迎えて、なかなか手ごたえが得られない中、少しずつ少しずつ形にしてきた。

それがこうして拮抗するレベルのチームを圧倒するサッカーを示すことができた。

これに胸が熱くならないはずがない。

どうかこの試合に限るのではなく、このまま、どうかこのまま発展させてほしい。

いろいろ言葉を交わしながら、考えながら、また少しずつ前に進んで行くのだろう。

彼らの次の戦いが楽しみで仕方がない。