eS-LEAGUE 7th 18節 Tir1 × ASV
1週間前、システムを変更して臨んだリーグ戦で試合開始早々に私は曖昧なポジションを取り、縦の突破を許してしまった。そこから繋がれて失点し、チームは勢いを削がれ失点を重ねてしまった。
ラ対やアウェイ固定への参加頻度の高い私だが、プレーに還元できているのか?
そもそもeS-LEAGUEに4シーズン参戦しているが、未だに0ゴール0アシスト。数字として結果を残せていない。自称DFではあるものの、シーズンごとにポジションは攻撃的なポジションへと変わり、今シーズンはOMFやRWGでのプレーが多い。しかしながら対抗戦を含め、私がゴールやアシストを決めることはほとんどない。
それは私の自分自身への評価が甘いからだ。そして守備を頑張り過ぎ、攻撃に転じるのが遅れたり、攻撃時にバテてしまっているからだ。何よりスコアに関連しうるポジショニングをしていないからだ。だから点に絡めないのだ。
【スカッド】
この週末の対抗戦で、新たな約束事や取り組みが決まった。その中で我々前線のアタッカー陣にも新たな取り組みができた。それは個人的には好都合で、距離感やポジショニングが自分のプレースタイルと合っていると感じていた。
実際土日はウイイレをプレーする機会がなく、リーグ戦前のチーム練習が久しぶりのプレーとなったが、「やりやすさ」を感じ、ミスをしても修正が容易だと感じた。
1試合目は出番がなくチームの対戦は配信を見るつもりでいたが、まさかの配信者を見つけられず。Discordではチームメイトの声が飛び交うが、実際の様子がわからない。最終的には次の対戦相手であるTir1の試合を見たあと、自分の出番を迎えた。
試合開始早々、私の操作するニャブリが猛ダッシュで中盤までチェックに戻る。ボールは取れなかったがパスミスを誘発し、カウンターへと繋がった。守備を頑張ると、本気スイッチが入る気がするのは気のせいだろうか。
守備陣も安定。サイドからの斜めのスルーパスにもDFリーダーのさか氏が体を入れてしっかりと対応。
LSBフレブルは落ち着きが増し、敵をいなして縦にパスを通すシーンが増えた。
RSBのケンタロウはこの位置で中央からのボールを受ける。レーダーを見ても攻撃の比率が高い左サイドに比べ、この試合の右サイドのプレーヤーのポジションはやや高めだ。これがこの後にも見られ、ニャブリの抜け出しをアシストする。
カウンターを受けたシーンも右OMFのchamがしっかりと対応。守備でもしっかりと貢献している。
30分
各々が熱いプレーを見せたが、先制点を決めたのはTier1。左サイドから右へとチェンジサイド。
CBもぎがRSBケンタロウのカバーリングに入る。
エンドラインまで持ち込まれ、中へクロスを上げられた。
跳ね返したボールはTier1のハレルヤが操作するトリッソの元へ。マニュアルでダイレクトボレーを打ち込み先制。見事な操作に、これには脱帽。さすが、というところか。
34分
左CKからchamが価千金のゴールで同点。試合はふりだしに。前節のMMB戦でもCKから失点しており、この試合でもセットプレーでTir1は失点。せっかくのリードに水をさした。
40分
パスカットから大きく蹴り出されたボールをCFソータが頭で反らす。
ニャブリが独走態勢に入る。
パスかシュートか、シュートを選ぶもポスト!!相手の攻撃を耐えたDF陣の踏ん張りを活かせず。
後半開始早々
大きく蹴り出されたボールは相手GK向かって転がる。ASV前線の3人とTir1のDFが一斉にボールを追いかけるが、これはGKがキャッチ。
直後のカウンターはエンドラインまで持ち込まれるが、負けじと走りしっかりと対応。
55分
待望の逆転弾。だがその前に相手DFのクリアシーンを見て欲しい。
ASVからのロングボールに対して相手陣内へ蹴り戻すようにダイレクトでクリアをした。この時、後ろより前という判断なのだろうが体を捻りながらのクリアと、なぜダイレクトでのクリアなのかが気にかかっていた。
そしてこのクリアボールを拾ったASVは右サイドのchamへ。chamはダイレクトで中へパスを供給。このシーンのポイントは、ニャブリがオフサイドではなかったこと。DFに並んだが旗は上がらず、逆に相手DFの動きが止まったように思えた。
そして先程のDFが再びダイレクトでクリア。これもダイレクトで内向きにクリアで良かったのか?
だがそのボールは味方に当たり、近くにいたDF2人が処理時に交錯。ここでもニャブリはオフサイドではなかった。
そして1人抜け出した状態のニャブリの元へボールが転がり、冷静にファーへ流し込み逆転。2度のオフサイド疑惑のシーンを乗り切り思わぬプレーヤーがゴールを挙げた。
63分
RWGのニャブリが中央でプレー。詰め寄るDFをかわして前線へスルーパス。自分のことながらポジションにとらわれずにプレーするのは自分の1つの好みのプレー。もちろんポジションを捨てるのでフォーメーションが崩れ、逆に中盤では密集地を作りかねないが、敵のマークを混乱させてたり外すには効果的なプレー。
69分
中央に人数をかけるASV。最後はシュガーレスがミドルシュート。
80分
Tir1に同点弾で2ー2。
右サイドからのスローイン。
まさかの中央までコロコロとボールが流れてしまい、フリーでシュートを打ち込まれた。何としても守りきりたかったが、そういう気持ちではダメなのか。
90+2
「メイクドラマ」、2部残留に向けてのASV内でのキーワード。ここまで6連敗のチームは、ここで負ければ残留はかなり厳しくなる。
ニャブリからのフライパス。のーのはオフサイドなしのナイス飛び出し。
DFが体を入れるが、それでもボールの所有権をのーのは譲らなかった。
のーのから絶妙のタイミングでのスルーパス。抜け出したシュガーレスの操作するのは、スパサブ持ちのサネ。だが、もうサネも他の前線のメンバーもガス欠。誰1人としてスタミナは残っていない。
シュガーレスの選択は中央のソータではなく、ファーのニャブリ。一瞬できたパスコースを見逃さなかった。試合後、シュガーレスは「スタミナが切れた状態で自分でのシュートはリスキーだった」と語るが、一瞬だけできたこのパスコースを見つけられたことがこのゴールを生み出したと言っても過言ではない。そして目立ちはしないが、CFソータが中へ走ることで、完全にファーのニャブリがフリーになっていた。
ニャブリはボールを受けるためにわずかだが外へと開く。ダッシュをやめて、少しゴールから離れた。
トラップをして、ニアに流し込み再び逆転!!DFも詰め寄るが、わずかに届かなかった。もし少し外に膨らまずに走っていたら、彼らの足は届いていたのだろうか?終了間際のロスタイムでのゴール、メイクドラマだ。
最後まで前線でカウンターの起点になったFW陣
攻守に渡り激しい運動量で支えた中盤
何度攻撃が失敗しても耐え抜いた守備
誰かのために誰かが走る
最後まで走り抜いた90分
メイクドラマ
普段点取らないプレーヤーが2得点、だがこれは絶好調ニャブリのおかげだ。そしてボールを持てば走ってくれ、走ればパスを送ってくれる。こんな当たり前のことが信頼と期待を実感できる瞬間。そして何度ミスをしても、何度でも跳ね返す職人とも言える守備陣の踏ん張り。自分1人では決して生まれなかった得点に改めて感謝したい。
だが、これで終わりではない。ここで終わっては困る。まだ4試合ある。何としてもこれを続けなればならない。