eS-LEAGUE 7th 第10節 Bob Hair × ASV
【スカッド】
MMB戦から1人を入れ替え、ほぼ同じメンバーで戦う第10節Bob Hair戦。
先ほどのMMBよりも上位にランクするBob Hairは、更なる難敵となる。
そして来週からはいよいよ折り返し、後半戦へと突入していく。
簡単な試合ではないが、しっかりと喰らいついていきたい。
代表のさかが熟考を重ね、選び出したスカッドがこれだ。
H:Bob Hair(バイエルン)4-1-2-3
【FPは俺のモノ】
物が見えるというのは、よりよい選択ができるということだ。
物が言えるというのは、可能性を提案するということだ。
たくさんの物が見えれば、多くの情報を得ることができ、状況に適した判断へとつなげることができる。そして「見える」ということは、見るべき力を持っているということだ。
集団の中で発言できるというのは、言葉で具体的に何かを示すことであり、示した内容についてメンバーに考察する機会を提供することができる。発言の是非、周囲の賛否に関わらず。
この試合において、この試合のDiscordにおいて、それが一番際立っていたのは、彼なのかも知れない。
おわり
いやいや、ここでは終われない。
現在、試合から1日が経ち、この試合に出場した私の頭にぼんやりと過るのは、
「強い相手だった」
「よくそんな相手に互角の試合ができたものだ」
「チームの調子は上がってきている」
「ハットトリックはスゴイな」だった。
簡単に試合を振り返りたい。
キックオフから見せるBob Hairのボールの持ち方、繋ぎは落ち着きと巧さがあった。
だが、13分にショートカウンターでASVが先制。敵陣左サイドでボールを奪うと、中央へ送り、中へと入ってきたのーのがミドルシュートを決めた。
27分にはBob Hairに同点ゴール。
バイタルエリア手前から送られたパスにキックフェイントを入れ、浮き上がったボールをボレーで叩き込んだ。
そして45分、Bob HairはGKのロングボールで一気にレヴァンドフスキが裏へ抜け出した。ASVのCBも追いかけるが追いつけず。GKうめしゅは一度はセーブするも、こぼれ球を押し込まれて2-1と逆転を許してしまう。
62分、ASVが同点に追いつく。
このシーンもショートカウンター。敵陣センターサークル付近でボールを奪取すると、縦にCFへ。さらにその前を走るのーのへと浮き球のパスが送られ、のーのは後ろから来る浮き球を落ち着いてトラップすると冷静にゴールへと流し込んだ。
CFがパスを受けて一瞬タメを作ったこと、のーのが走りながらオフサイドを気にして一瞬動きを止めたのは、流れの中での素晴らしい判断だっただろう。
しかしその直後はすぐにピンチがやってくる。相手にゴールまで迫られ、レヴァンドフスキにクロスを放り込まれてしまう。何とASVの選手4人がレヴァンドフスキと競り合う団子状態に!!
しかも4人は交錯してボールをロスト、これをレヴァンドフスキに押し込まれてしまう。
せっかくの同点からすすぐに突き放されるASV。
この日ハットトリックとなるのーの3点目のゴールで再び同点に追いつく。
76分、自陣でパスカットすると、ポテがサイド駆け上げるのーのへフライパスを送る。のーのは一瞬のGKのポジショニングのミスを見逃さず、地を這うようなシュートをゴールへ放った。どのくらいの距離があっただろうか。スーパーロングショットでのーのがこの日3点目を決めハットトリックを達成。
代表のさか曰く「みんなの得点、みんなの失点」
それでもチームの中で個人スキルが高く、よくサッカーを知る男はこの日人一倍存在感を放っていたのは言うまでもない。
ともなれば、FP選出の可能性も高い。
彼の得点能力に依るところがあったとしても、チームとして上位チームと互角に戦えていたことは事実で、色々な局面で個々のプレーヤーが自分の色を出せてきていることは更なる好材料だ。
いよいよ次で折り返しを迎えるリーグ戦。
一度対戦した相手と再び対戦する面白さ、どういうプレーが出来るのか、どういう結果になるのか。
まだまだ改善するところはたくさんある。少しでも上を目指して、このリーグ戦を最後まで駆け抜いて欲しい。