Hotball通信

レジといいます。ウイイレのTP(=Team Play)クラブ「AS Vecchio(エー・エス・ヴェッキオ)」に所属しています。このページは、2020年8月より個人のTP活動と共に、ASVの活動中心にTPに関する記事をアップしていきます。記事の閲覧はページ右の「カテゴリー」、もしくは「最新記事」から探して頂くと見つけやすいと思います。拙い記事ですが、記者目線という妄想的・独善的な設定でTP活動をリポートして行きます。

eS-LEAGUE 7th 第14節 ECD × ASV

 

 

スカッド

首位のECDに対し、我々ASVは3-0で敗戦。
3点を取られ無得点だったのだが、前回より試合内容は良くなっていると感じている。チームとして3バックのシステムを使いこなせるようになってきていると。

では、我々と彼らと何が違うのか。

どこが勝敗を分けたのか。

 


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ECDは前回同様に4-1-3-2のフォーメーション。開幕から同じフォーメーション、そして上位にランクし続けていることから、以前の対戦よりもさらに良くなっていると思われる。

このチームに関しての攻略ポイントは2つ。1つ目は流動的なポジショニングで繰り出される攻撃を如何に止めるか。2つ目は攻守を分断し後ろで相手のカウンターに備える守備陣をどのように攻略するかだ。 

 

そしてこれが今回のスタッツ。
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今回の記事に関しては、敢えて相手の得点シーンをフォーカスすることで、自チームへの何らかの刺激になればと思う。ここからは相手の3得点のシーンを順番に振り返って行きたい。

 

 

【ECD1点目】

画面左の選手→バイタルのレヴァンドフスキへパスが送られるシーン。

ここに至る前にECDASVの右サイドを攻めているが、攻め切れないと見るとボールを繋いで後方のフリーな選手に渡している。
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レヴァを追い越してPA内に走り込んだのはもう1人のCFと、LMFの選手。シュートを打つためにどこにいるべきか、どこを走るのか。この点が素晴らしかった。f:id:regi-sb:20201116220717j:image

 

 

 

【ECD2点目のシーン】

ロスタイム2分。表示されたロスタイムは1分だったため、もう既に超過している状態。そのためこのプレーにはECDの選手がいつもよりも多くASVゴールへと走り込んでいる。その中で左サイドからのクロスを頭で合わされ失点。

尚、この攻撃の前にASVは左サイドから持ち上がり、右サイドをフリーで駆け上がる選手にパスを送っているが、このチャンスでシュートを打てず、カウンターでこの状態まで持ち込まれている。

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【ECD3点目】

カウンターで中央から右サイドの裏を取るサネへ。守備のラインが乱れて、多くの選手が後追いの状態になってしまっている。
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右サイドのサネがそのまま縦に持ち上がり、中央のレヴァンドフスキへ。レヴァンドフスキのシュートはGKが体に当てるが、カバーに入ったDFの横をゆっくり通り過ぎて行った。
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【個人的主観】

前述するように、ASVは以前の対戦よりもチームとして良いパフォーマンスができていたと思う。試合開始から粘り強く守りながら、相手ゴールへと迫った。

スタッツを見ると、

  • タックル、パスカットはほぼ同じ。
  • クロスはECDが3本、ASVが1本。
  • セーブもECDが2本、ASVが1本とほぼ変わらず。
  • 支配率も53:47と大きな差はなし。
  • パスの成功率はECDが75%、ASVが63%
  • シュートに関しては、ECDが6本、ASVが3本。
  • 枠内シュート率はECDが2/3(6本中4本)、ASVは1/3(3本中1本)

 

着目したいのは攻撃に関する要素。

パス成功率とシュートの本数、枠内シュート率だ。

パスの成功率に関してだが、試合の動画を見ていて気になるのはECDの落ち着きに対し、ASVのバタバタ感だ。同じようにカウンターをしているのだが、ECDは無理に足を伸ばしてプレーをしたりダッシュでボールが伸びたり、パスがずれたりというシーンが少ない。ASVは逆に足を伸ばしてワンタッチパスをしたり、パスがずれたり、慌ててパスを出したり、出すタイミングがワンテンポ遅れたりという印象がある。

練習から必要以上に攻撃時にダッシュをしない、しっかりとパスを繋いでいくことは声掛けされていたが、それを実践できているか。しっかりと落ち着いて無理なく繋ぐことが出来れば、次第に余裕ができ、ワンタッチやタメなど間合いも自分たちで上手く操れるようになるのではないか。

 

シュートに関しては、現状でも意識しているがフリーでシュート打つためにどう動けば良いか、どこにいればよいかの質を上げるべきなのかもしれない。もちろん現在実践されていない訳ではないが、敢えてボールから離れたり追い越したすることで味方を呼び込むスペースができたり、味方のマークを外す効果が出たりする。簡単に言えば、狙いを持った意図的な動きとスペースを作る動き、スペースを使うプレーを考えてみてはどうだろう。個人的には足元から足元ではなく、スペースtoスペースでパス交換ができるのが理想だ。

 

そして最後に得点が取れるパターン作りと、得点の確率の高いプレーの選択だ。

この試合クロスボールが1本だったが、もう少し多くても良いのではないか。そしてシュートも積極的に打ち、枠内へ飛ばす感覚を高めていくのも必要ではないか。そしてゴール前の連携と個人のシュートスキルの向上も必要だと感じている。特に私は。

 

 

3つの提案はどれも私個人が攻撃において自分に必須の習得項目だと思っていることだが、チームにもこれが当てはまるのかもしれない。

攻守にわたるチームのプレーの質が向上してきたからこそ、EFP戦の記事で書いた「1つでも多く勝つために何をすればよいのか」について、個人的な回答を提案してみた。

EFP戦で守備面の課題について触れ、この記事においては攻撃においての項目に触れてみた。限られた時間の練習で次々とやってくる週末の公式戦と余裕はないのだが、我々は最終節を終えるまでにもっと多くの勝ち点を取ることができ、もっと順位を上げることだってできる。今負けてしまって及ばない相手がいたとしても、それだけ我々に示された伸びしろは多いと見るべきだろう。伸びしろをのばあしていけるのであれば、我々は自分たちが想像する以上に強く逞しいチームになれるだろう。